おなじみ田下氏がSwitchの客層はWiiUとPSvitaからのものとする仮説
以下概要
・好調なスイッチ販売の原因を分析
・好調な理由は「ゼルダBotW」の高評価、ソフトスケジュールの充実、動作の快適性などを総合したものと推測
・これらの筋道をつける仮説に、“3DS PS4間の中間年齢層の獲得”がある
・「スプラ2」の客層は10代中心で任天堂タイトルとしては高く、PSVitaも17年から失速している
・10代に人気の「マインクラフト」はVitaで1番売れたタイトル
・WiiUを見送ったファミリー層が「マリカ8DX」を買っていると想定
・WiiUとVitaの客層を取り込んだことでSwitchが成功したと推測
https://allabout.co.jp/gm/gc/470795/
WIiUの客層を得たというのはWIiUで計画していたソフトを任天堂が移行させているために理解はできますが、Vitaから流れているかはVitaで流行ったタイトルが大きく売れている実績も少なくまだ疑問も残ります。
そこでVita版とSwitch版マイクラの動向を調べてみました。
●先週('17 8/21-27)のメディクリランクではパケ版が出ている中でVita版が上位
21位 Vita Minecraft: PlayStation Vita Edition(同梱版含む)
33位 PS4 Minecraft: PlayStation 4 Edition
50位 WiiU Minecraft: Wii U Edition
https://www.m-create.com/ranking/
●Switchではダウンロード販売のみのマイクラの検証として決算のDL販売から
任天堂決算のデジタル販売の売上高は17年度Q1(4-6月期)で110億円(前期Q4は94億円、前年Q1は78億円)と前年同期から32億円の上昇はしているが15年度Q1は120億円とブレ。
※仮に16年度Q1からの増加分 32億円がそのままSwitch版マイクラのみの売上と仮定しても89万本の計算。
マイクラ等の需要でVitaからの客が流れているという証明にはなりにくい感じ。任天堂の上期DL販売ランキングではSwitchの2位になっているため売れてはいると思いますが。
Switchは任天堂タイトルの比率が異常に高いことから、従来からの任天堂コア層と任天堂タイトル目当てのサブ機としての需要が今はメインではないでしょうか。
Minecraft: PlayStation Vita Edition
ソニー・コンピュータエンタテインメント
プラットフォーム: PlayStation Vita
2015-03-19
amazon
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