スクウェア・エニックスHDが2017年3月期の決算短信を発表、FF15の発売などで増収増益。
注目は「Hitman」シリーズなどで知られる完全子会社IOインタラクティブの事業撤退の発表と、家庭用機向けのHD事業の計画本数の大幅な減少。
以下概要
売上高 2568億円(前期 2141億円)
営業利益 312億円(前期 260億円)
経常利益 311億円(前期 253億円)
当期純利益 200億円(前期 198億円)
・FF15発売などでHD事業は928億円の売上(前期 585億円)
・HD事業は大型タイトルを年に1-2本、中型を複数発売する方針
・17年度以降の発売予定として「DQXI」「FF12HD」「いたスト」「KH3」「FF7R」「マーベルIP」を掲示
・「HITMAN」で知られるデンマーク IO INTERACTIVE A/Sの事業を撤退、約49億円の特損を計上
・MMO事業は227億円(前期 316億円)と減収、17年度はDQX,FFXIVの2作が拡張ディスクを発売
・スマホ/PCブラウザ事業は833億円(前期 687億円)と拡大
・出版事業は100億円(前期 99億円)と横ばい、デジタル販売比率が15%に
●17年度HD+MMO事業販売計画(ディスク/DL)
国内 578万本/110万本(実績 429万本/73万本)
欧米 471万本/370万本(実績 1,453万本/1,211万本)
http://www.hd.square-enix.com/jpn/news/pdf/17q4tanshin.pdf
http://www.hd.square-enix.com/jpn/news/pdf/17q4slidesJPN.pdf
「HITMAN」新作については予定通り販売し、IOインタラクティブは売却に向けて動く模様。
また、気になるKH3やFF7Rの17年度内の発売は欧米の販売計画の減少と「大作は年に1-2本」の方針から可能性は低そうな印象。