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結局、プレイステーションがなぜうまくいったかというと、基本的には任天堂が使っていた製造ラインとか販売チャネルなどのインフラをなるべく使わないようにしたから。任天堂の後を追いかけるだけだと、いつまでたっても追い抜いて前に行けないじゃない。それで、まったく別のことをしたら、めちゃめちゃうまくいった。
中略
任天堂は昔からのオモチャの販売ルートを使ったけど、俺たちはそれをほとんど使わなくて、遊び終わったゲームソフトを買い取る中古屋に置いたの。
中略
たとえば、任天堂がマリオを大量に作ったけど、右肩上がりの人気から発売当日に売り切れてしまう。昔のゲームのカセットというのは、CDと違って、カセットそのものがハードみたいなものだから、あれを増産しようと思うと2カ月くらいかかる。そうするとゲーム好きは中古屋に来て、中古のマリオを買う。それなら中古屋に新品のプレイステーションとCD-ROMをどんどん供給するようにすればいい。
http://toyokeizai.net/articles/-/41845
プレイステーションの製造にはアメリカ製の高価なチップが必要だったから、予算の大部分を使ってチップを発注した。でも 100万個という制限がついたから、あっと言う前に支払いが百何十億になっちゃう。これはプレイステーションを100万台売らないとえらいことになる、と なった。
中略
音楽なら、このアーティストが有望だから力を入れるといったって、せいぜい3億とか4億とかそんなものでしょう。それを売れるか売れないかわからない段階で、百何十億放り込んじゃって、会社からもらった予算の80~90%使っちゃうんだから、ドキドキだよね。
同上