経理出身の任天堂新社長、古川俊太郎氏の人物像を日経新聞が社長就任の背景や同社の状況などを踏まえ特集。
以下概要
・古川氏の昼食は大体コンビニ
・同級生は「クラスの中心的な存在ではなく飄々とし場を和ませるタイプ」
・4月には「娯楽は天国と地獄しかない」「消費者の理解を得ずに任天堂の価値はない」発言
・社内で18年明けからスイッチ関係以外の投資を停止する号令
・ベテラン開発者は「開発が社長より上」と断言、開発は発言力が強い
・古川氏は黒子タイプの社長で人当たりの良さでのし上がってきた(取引先幹部)
・ソフト開発のトップ高橋伸也氏も候補に挙がっていた
・開発部門への配慮人事、高橋氏は常務から専務に マリオP手塚卓志氏とスイッチP小泉歓晃氏が執行役員に昇格
・QOLは3月上旬にパナソニックが離脱、中台のメーカーに提携打診
・ゲーム以外の事業への執念は君島前社長から引き継がれる
・君島氏は山内溥氏から3原則を学ぶ「朝令暮改」「盡人事待天命」「分相応」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31172440Q8A530C1000000/
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任天堂幹部OB
「バランス感覚があります。ゲームを開発するスタッフは『職人』ですが、そうした人ともいい関係が作れる。社長適任者です。ゲームを作ってきた古い世代である宮本(茂取締役・65歳)と、ゲーマーとして楽しんできた古川のコンビネーションにも期待したいですね」
西田宗千佳氏
「かつて岩田さんというカリスマに依存し過ぎたという反省もあり、任天堂は、一人に依存しすぎないことを意識している。ビジネスとクリエイティブ、それぞれに知見のある古川さんが抜擢されたのは納得できます」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55653
風貌が非リアっぽいことがファンの間で話題になっている古川社長の現状を纏めています。
ハード開発の責任者だった竹田玄洋氏の退任などソフト開発に権力が集中していることは外部からもうかがえますが、ゲーム外の事業に対して内部の意見が割れているようです。
とはいえSFC以来のメインプラットフォームになることは至難と思われ、異業種への挑戦も収益の安定化には意味がある投資に見えます。
ゲハ的にはキャラの立っている小泉氏の活躍に期待。