再び日経新聞によるコナミの内情記事「コナミを去るクリエーターたち 王国の遠心力」が公開。
カリスマ創業者 上月景正氏の築いた王国の業績回復の裏で優秀なクリエイターたちが去っている現状を詳細に記しています。
以下概要
・ 「あなたは当社の評判を不当におとしめている」――。昨年秋、コナミは一通の書簡を発送した。宛名は小島秀夫。
・小島氏の「メタルギアサバイブ」関与否定発言がコナミ側の感情を逆なでしたようだ
・この発言を理由に、コナミは、小島と退社前に交わした報酬契約の違反があるとして支払いの一部を拒否している模様
・新コジプロの健康保険加入にも影響
「元コナミ」が引き起こす摩擦はこれにとどまらない。東京都新宿区の「関東ITソフトウェア健康保険組合」。ゲーム会社などのコンテンツ企業やネットサービス会社を対象にした健保で、現在約7000事業所が加入する。(中略) 4月のある日、コジマプロダクションの幹部が同健保への加入申請を提出したところ、申請書の受理さえも断られた。
(中略)
「なぜ加入できないのか」と幹部が食い下がると、「うちの組合ではまず理事長に見せてから理事会にかけることになっている。この加入申請は理事長に見せられません」と答えている。
関東ITソフトウェア健保組合の理事長は、コナミ取締役の東尾公彦が務めている。
・コナミ退職者への圧力の話も
「当社の退職者とは取り合わないでください」。あるOBはコナミがテレビ局の社員にそう依頼していたと知って驚いた。別の元経営幹部は独立直後に起業したところ、コナミからの抗議を受けて解散に追い込まれている。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17452960Y7A600C1000000/
感情がもはや法律を超えている状況。
事実であれば実に不毛な業務をコナミの現従業員も強いられていることになる内容。
コナミは素晴らしいIPを複数持つ歴史のあるメーカーだけに何らかの改善を期待したいのですが。
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