PSVRの値段は従来発言通り「お手頃」な価格帯になるのか
PolygonがSCE関係者にPSVRに関する多数のインタビューをまとめている。
長いので価格と開発経緯を抜粋。
■PSVRの価格について
吉田修平氏:
オキュラスの(599ドルの)価格について他の方と同じように驚いた
伊藤雅康氏:
ハイエンドとしてはオキュラスが素晴らしい事を認める
しかしそれは非常に高価で、高速なPCが必要
PSVRはより多くのユーザーの為にPS4で動作し耐久性があり、手頃な価格でなければいけない
(PS3初期の高価な価格設定によるつまずきについて)
PS3が失敗だったとは言えないが、ある種の後悔や多くのものがある
PS3の反省からPS4とVRが開発されている
■PSVR開発経緯
伊藤雅康氏:
・ヘッドセットに定めた二つの基準はお手ごろな価格と装着しやすさ
・ヘッドセットの画面にはVitaも健闘されたが960×540の解像度は低すぎたため断念
・装着しやすくするためゴム製のストラップを排除、床が見えるようにするために下部に隙間を追加
・重量のバランスをとるために後方に重量を追加し額に重心が来るような現在のバイザータイプに設計を変更
・内臓のヘッドフォンも検討されたが形の異なる頭部で耳を適切にカバーする設計はできなかった
・プレイヤーカメラの範囲外に移動した場合に警告メッセージの開発
Richard Marks氏:
PSVR向けに、重要なタイトルに大きく賭けるより小規模な実験作を多数開発する「ショットガンアプローチ」(手あたり次第)
吉田修平氏
アンチャ4のような大規模開発は行っていないが、(ビッグタイトルは)自然に起こることだろう
VRはあたらしいメディアの進化で、大規模な作品への長期的な開発は時代遅れになってしまうかもしれない
小さなタイトルは非常に重要な影響を持つだろうと開発に伝えている
http://www.polygon.com/2016/3/9/11174194/the-making-of-playstation-vr
ハードの価格設定についてPS3から「多くのもの」を経験しているSCE。
PSVRは各メディアやアナリストが予想する300~400ドル台の価格に落ち着きそうな雰囲気。
性能と普及の反する要素のバランスをSCEがどうとらえているのか注目。
オキュラスリフトの価格に驚きとしているので、PSVRの価格はカメラなどを付けて500ドル、本体のみで400ドルが上限と予想。
PlayStation 4 グレイシャー・ホワイト (CUH-1200AB02)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
プラットフォーム : PlayStation 4
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