宮崎駿監督 引退を正式発表宮崎さんは「何度もこれまでやめると言って騒ぎをおこしてきた人間ですが、今回は本気です」と笑顔で語りました。
そのうえで引退を決めた理由について「(最新作の)『風立ちぬ』は(前作の)ポニョから5年かかっている。次の作品を考えると5年じゃすまない。6年か、7年か。僕の長編アニメーションの時代はもう終わったんだ」と述べ、年齢を重ねるごとに創作にかかる時間が延びていることが背景にあることを明らかにしました。
一方「短編映画は制作するのか」という質問に対して、宮崎さんは「僕は自由。やってもやらなくても自由です。でも今はそのことに頭を使うことはしません」と前置きしたうえで「今後は前からやりたかったことをやる。それはアニメーションではありません」と述べ、短編映画の製作を現時点では考えず、別の仕事に専念する考えを示しました。
しかし、そのやりたいことの内容については「やれなかったらみっともないから言いません」と明言を避けました。
NHKNEWSWEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130906/k10014341911000.html
宮崎駿監督「僕の長編アニメの時代終わった」 宮崎監督は「今、次の作品を考えだすと(完成までに)5年以上はかかる。僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わったんだと思う」と、年齢が引退理由であることを明らかにした。ジブリの後進の作品に関与することはないという。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0601Q_W3A900C1000000/
会見中も「(ジブリの森美術館の)展示物になっているかも」「辿り着く前に倒れてるかも」などジジイ落ちを多用するなどキレは健在。
「何をするのも自由」「美術館の展示品を換えたい」などの発言もあるので書籍などで作品が見られる時も来るかもしれない。
素晴らしいアニメーターの才能と、頑固すぎる性格が混同する不思議な監督。
いい雰囲気と登場人物のクオリティ高いモーションが織り成す爽快感が最大の特徴と言うイメージ。
自身も発言しているが、日本の変化から作風が変容していった印象がある。
「紅の豚」あたりから私的な作風の傾向が強まり、単純明快なエンターテインメントから脱却していった。
ちょっと賞賛が過ぎる気もするので昔の宮崎監督の有名な画像も置いておく
20代前半の庵野秀明監督が見た宮崎監督