▲ソニー全体では増収増益で2300億円の営業利益を計上
ゲーム分野は為替効果も販売数の減少
ゲーム分野
2011年度 億円 2012年度 億円 増減率 %
売上高 8,050 7,071 △12.2
営業利益 293 17 △94.1
ゲーム分野の売上高は、前年度比 12.2%減少し、7,071 億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、15%の減収)。外部顧客に対する売上は、前年度比 22.5%減少しました。この大幅な減収は、為替の好影響がありましたが、主に、「プレイステーション 3」(以下「PS3®」)ハードウエア、PSP®「プレイステーション・ポータブル」(以下「PSP®」)ハードウエア及びソフトウエア、ならびに PlayStation®Vita(以下「PS Vita」)ハードウエアの販売数量の減少によるものです。
2012年度のハード/ソフト販売台数
▲据置き機が1,650万台、携帯機が700万台、ソフトは15,390万本/2,880万本
昨年比で増加したのは携帯機本体のみと減少傾向
2013年度見通し
▲据置き機が1000万台、携帯機が500万台、ソフトが合計で3190億円
上記予測にPS4は含まない
PS4の投入で売上高は向上する見込み、営利については横ばい予想
ゲーム分野
2013年度に「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)を導入する予定であることなどにより、大幅な増収を見込んでいます。営業利益については、増収による改善要因があるものの、主に、PS4TM導入にともなう研究費や広告宣伝費の増加によりほぼ前年度並みを見込んでいます。
引用:
平成25年3月期 決算
短信〔米国基準〕(連結)
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130328007867.pdf
2012年度連結業績概要
(2013年3月31日に終了した1年間)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/12q4_sonypre.pdf
PS3の収束と携帯機の苦難が感じられます。
2013年度は「BEYOND」や「The Last of Us」、「GTA5」など現行機締めくくりの大作ラッシュと、次世代機の投入で据置き機は盛り上がりそうですが、PSVitaについては弱気な500万台予測で長期戦を覚悟と言ったところでしょうか。
全体でもエレキ部門の赤字など、改善は進んでいるものの手放しで好調とは言いにくい印象。
更なる改革は進むのか
SENの売上が読みにくいのはまだまだなのかなー。