3DSの躍進、WiiU・PSVitaの苦戦、各地域での市場規模の変化など
まずは
日本国内の各ハード普及推移
▲DSには及ばないが、3DSが圧倒的な推移で普及
2012年国内ソフト販売ランキング
▲ハードの推移同様チャートを独占する3DSタイトル
2012年 各週におけるハード販売推移
▲新ハードは3DSが通年で好調、WiiU、PSVitaが初週は好調だが数週で急減速のトレンド
日本ハード市場推移 2010-2012年
▲圧倒的なシェアで3DSが席巻、PSVitaがPSPの穴を埋めていない為SCEの携帯機は減少。
据え置き機ではPS3の緩やかな減少と、WiiUがWiiの代わりになれないなどがあって比率を下げている。
XBOX360は残念ながら市場形成に至っていない。
日本ソフト市場推移 2010-2012年
▲1千万台規模で市場の縮小が見られる、しかし後述する海外の縮小よりは緩やかな減少でもある。
3DSのタイトルが数字を1500万本以上と大きく成長する反面、
PSPとWiiタイトルの減少が目立つ。PS3は横ばいで維持。
アメリカ ハード市場推移 2010-2012年
▲2010年から3割以上の縮減という急速な市場の縮小
シェアは変わらず平均的に数字が下がってしまっている。
唯一PSVitaはシェアは高くないものの、SCEAの肝入りハードの通りでPSPからきっちり世代交代している。
アメリカ ソフト市場推移 2010-2012年▲ソフトも数字を下げているが、日本より据え置き機が強い 特にXBOX360が全体の1/3以上を維持。
欧州ハード市場推移 2010-2012年
▲こちらも2010年比で3割強縮小、携帯機では3DSが他地域同様トップを走るが、PS勢が数字を伸ばしているのも興味深い。据え置き機でもPS3がトップとソニー人気が強い地域だ。
欧州ソフト市場推移 2010-2012年
▲全体的に減少、Wii・DSの減少幅が大きい
2012年 世界ハード市場占有率
▲日本の市場よりも世界では3DSは伸ばせていないことが分かる。
日本以外の地域ではやはり景気の影響か、
PSPやDSといった旧世代のハードが未だにシェアを持っている。
日本で3DS、アメリカでXBOX360、欧州でPS勢など勢力図が変わるのも面白い。
日米欧ではやや任天堂勢がリード。他の地域のシェアも気になるところだ。
任天堂の方針
▲国内向けには今までのファーストとDQ7、MH4とキラー投入で自信を持っている。
海外向けには国内サードのローカライズを活性化させるそうだ。
海外デベロッパが携帯機に寄り付かないので選択の余地は無いか。
またWiiUの展開には時間が必要になりそうだ。WiiUのオンラインの接続率は74%。
携帯/据え置きの開発現場の統合や自社工場の新設など新施策は継続している。
引用:
任天堂経営方針説明会2013年1月31日
私をはじめ、このブログを見てくれているようなハードコアなゲーマー達にとって、
コア層が好むタイトルやシェアの減少は心配な市場傾向で、今年発表と噂されている次世代XBOX、PSがどれだけ冷えた市場をかき混ぜてくれるのか、E3やTGSに望みを託して発表を待ちたい。
2011年の資料
[数字でふりかえるゲームハード・ソフト売上2011]